派遣社員から社長になりまして

このたび社長に就任しました派遣社員歴11年のベテランです。派遣社員時代の業種とは全く異業種に飛び込み会社を立てて社長に就任しました。

人はいつも流される、多数の意見を正しいと思いこむ

人の心は不安が常に生まれます。


人はどうやら不安になっていないと居ても立っても居られないようです。

ただひたすらに自分の信じた道を迷うことなく突き進むと言うのは難しいようです。


私は常々不安は人が勝手に作り出す妄想と言いながらも、周りの意見、特にネガティブな意見を聞くと、やはり自分は頭がおかしいところがあるのかもしれない、とふと自分に問いかけることもあります。

 

特に今回の独立について言えば、まず周りの意見は、私は大学を出てそれなりに学があるのに正社員として働かないのは勿体ないという意見。ありがたい意見ではあります。


さらに、7か月程度の研修で社長が務まるのか?これもごもっともな意見。


2年くらい勉強してから独立しても良いのでは?至極まっとうな意見だと思います。

 


それでも今日、契約をしてきました。

 

しかし、です。
貸付の金額(具体的な額は控えます)から早速引かれて行って、自分の手持ちがどんどん減っていく有様を見るとそぞろ不安になります。


え?こんなスピードで減って行って運営資金なんて残らないんじゃない?

凄いです。早速300万円ほど振り込みの必要が出てきました。


大体競馬の払い戻しだってこんな金額受け取ったこと無いのに、凄いスピードで手持ちの軍資金が減って行くんです。


それは焦りました。

 

不動産会社って本当にランニングコストもかかりますし、(店舗構えた場合とかですが)そもそもスタートのときにすごーいお金がかかるんです。


今回は自分は支援をして頂けたので、かなりお安い金額でスタートを切ることが出来るのですが、もし仮に自分の手持ちですべて賄わないといけない場合は、イメージとして2千万くらい必要かもしれません。


私の条件ですと、


東京都23区内の路面店都心部ではなく千葉より)の契約費用と賃料
フランチャイズ加盟料(普通に加入するよりは結構安い)
人件費(自分ともう一人取引主任者の分)
宅地建物取引業協会への加入費(ココに加入しないと営業保証金で1千万必要です)
そのほか広告宣伝費用(自分の物件ではなく人の物件の広告費です)
光熱費
フランチャイズ料金

その他少し


今回は車の導入を断念しました。
お客様がどのくらい来店してくれるかは不透明なところがあるので、初期段階から導入というのはちょっと早いかなという判断がくだり、導入を延期しました。

これにはほっとしました。
大体初めから車とかいるのかなって考えていましたし、今はカーシェア等もありますから車が無くてもある程度は営業出来ます。


私は最初事務所も要らないかなとも思っていたくらいですが、事務所のある場所を指定してもらった関係で、この事務所の家賃がとても重苦しいです。

それでも他の店舗よりは大分経費は抑えめになっているみたいです。

 

そんなところにやはり出費が重なると人間少し身がまえます。
私の持ち味は攻撃的な楽天性。まずはやってみる、が信条なのですが出費がかさむと人間とても不安になります。


ましてや奥さんからのプレッシャー(当然ですが)、奥さんの家族からの心配(これも当然)、さらには家のローン、子供の教育費や、下の子の幼稚園代など心配は尽きません。


そこに加えて、私の母の肺に白い影…。


すごーく心配事が増えました。

 

そんなこんなで今日、担当をしてくれていた方に少し愚痴り気味にお金が続くか心配です!と心情を吐露しました。


そんなときでも優しく聞いてくれて、また別の方を読んできて頂き色々話を3人でする機会を設けてくださってありがとうございました、とこの場でお礼を言いたいと思います。


もちろんその場でも言いました。

 

で、言ってスッキリしました。


まず、看板掲げているので、お客が来ないと言うことはほとんどあり得ない(これは自分も頭では理解していました。)

次にやることはほぼ決まっている、(物件の写真撮って掲載、物件の登録、反響、応対)


とはいうものの、今回のこの独立について人々の反応や評価は様々なんです。


それは当然そうでしょうけど、同じ会社内でも意見が真っ二つ。良いと言う人もいるし、ヤバくないか?という人もいる。


冷静になってみれば、人の意見なんてそれは様々あって当然なんです。それも良いか悪いかなんて誰にもわからない。だから良いと言う人が多ければ良いと判断するだろうし、悪いと言う人が多ければ逆なんです。

 

でもようは自分がやるかやらないか、なんです最終的には。やれば来てもらえると思っていること忘れちゃ駄目ですな。

 

自分がやりたいこと、それでも突き進んでいけるかどうか。